生命保険は、目に見える「モノ」とは異なり、姿かたちのない商品である。また、生命保険の意義・役割は、被保険者の万一の時の経済的な損失に備えることにある。したがって、生命保険の比較には目に見える「モノ」を比較することと同様の比較をすることが、必ずしも正しい比較とは言えない。生命保険の比較にあたっては、単に保険料だけで比較しないよう注意が必要である。
生命保険の保険料は、性別や年齢によって異なるのは当然であるが、同じ性別・年齢、同じ保障額であっても、養老保険や年金保険、定期保険といった保険の種類によって保険料は異なってくるし、保障される内容も異なってくる。また現在の保険の主流は、主契約に特約を付加し、一つの商品として販売するセット商品である。セットすべき特約が各社ごとに異なっていて、特約を付加しなければ契約には加入できないから、おのずと同じ保障で同じ保険料という前提での比較が難しくなり、どうしても複雑化してしまう。しかも保険は、被保険者に万が一のことがあった時の経済的損失を補てんするもであるから、家族構成などの生活環境や年収などの経済環境などによっても必要な保障が被保険者ごとに異なる。
同じ保障内容での比較が難しいのに、さらに自分にあった保障を漏れ欠けなく、かつ必要以上に付加しないといったことまで考えたら、もはや適正な比較は不可能に近い。結局のところ、自分にピッタリとあった保険をプランニングできる保険会社の商品を選ぶことが一番いいのかもしれない。、。